特集:
2008/06/07 日記<ホンダ・アコードワゴン>
ホンダ・アコードワゴン
アコードワゴン (ACCORD WAGON) は、本田技研工業が生産している乗用車で、ホンダ・アコード|アコードをベースとしたステーションワゴンである。
概要
初代モデルはホンダ・アコード|アコードが4代目の1991年に登場した。初代及び2代目はホンダのアメリカ合衆国|アメリカ法人で開発・生産され、日本、ヨーロッパ、オセアニアなどで販売された。3代目はアメリカ合衆国|アメリカでのステーションワゴンモデルが廃止されたため日本で開発・生産された。
アメリカ合衆国|アメリカでは「アコードワゴン(ACCORD WAGON)」日本では「アコード・U.Sワゴン (ACCORD U.S WAGON)」と称されたが、欧州、オセアニアでは3代目セダンベースの3ドアハッチバックで好評だった「ホンダ・アコードエアロデッキ|アコードエアロデッキ(ACCORD AERODECK)」の名前を引き継いだ。構造的にはホンダ・アコードエアロデッキ|アコードエアロデッキの後継ではなく、アコードをベースとした5ドアのステーションワゴンとして開発された。車体は、Bピラーより前側をセダンと共有し、Bピラーより後側がワゴン専用設計である。室内もリアシートより前側はセダンとほぼ共通である。国内版は、登場以来全車3ナンバーとなる。多くのステーションワゴンが収容力を重視して直立したテールゲートを採用する中、C、D両ピラーの中間付近からウエストラインに向けて斜めに傾斜したテールゲートのデザインが特徴的であった。このデザインコンセプトは3代目まで維持されたが、現行の4代目では一般的な直立テールゲートに変更された。初代以降現行の4代目まで、アコードがモデルチェンジ (自動車)|フルモデルチェンジした後に少し遅れて登場している。同社で生産されているミニバン ホンダ・オデッセイ|オデッセイのベースとなっている。2代目・3代目は当時非常に人気が高く、スバル・レガシィと肩を並べる程であった。
歴史
初代(1991-1994年 CB9型)
1991年に登場。国内での発売は4月4日。エンジンはホンダ・F型エンジン|F22A型 2,200cc SOHC(140PS)のみ。型式番号はCB9。4代目セダンをベースにホンダR&Dノースアメリカ(HRA)がデザイン・開発を、ホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング(HAM)が生産を担当した。Bピラーより前をセダンと共用するため、基本的なボディサイズは国内の5ナンバー枠に準じており、室内幅もセダンと同じである。全幅の差はドアモールの厚さである。多くのステーションワゴンが収容力を重視して商用車と同様の直立したテールゲートを採用する中、C,D両ピラーの中間付近からウエストラインに向けて斜めに傾斜し、曲面の強いリアウィンドウを備えたテールゲートによるパーソナル感を強調したデザインが特徴である。このデザインはテールゲートのヒンジが車両後端から離れるため、テールゲートの舞い幅を小さくし、狭い場所での開け閉めが楽になるという利点もある。
ステーションワゴンとしての基本装備はおさえられており、テールゲート部を低く抑え滑り止め加工をしたリヤバンパーや、外側にオフセットされたエキゾーストパイプなどを備える。後席の前倒によるフラットな荷室の拡大が可能であったが、前述の傾斜したテールゲートと、セダンと同じダブルフィッシュボーン形式のリヤサスペンションの荷室への張り出しが大きいことから、荷室の使い勝手は良好とはいえない。
アメリカ合衆国|アメリカ、日本では「ACCORD WAGON」として、ヨーロッパ|欧州、オセアニアでは「ACCORD AERODECK」として販売された。
国内向けには当初「2.2i」のみのモノグレード構成で運転席エアバッグ、サンルーフ、ブロンズガラス、アルミホイール、フォグランプ等が標準装備だった。外装はダークグレー、ダークブルー、ワインレッドの3色、内装にはベージュカラーと、グレーベースのカラーが用意されていた。
1992年2月にマイナーチェンジが行なわれ、「2.2i」にアンチロック・ブレーキ・システム|ABSが標準装備された。同年6月サンルーフ、ABS、アルミホイール、フォグランプなどが省略された廉価版の「2.2i-R」が追加設定された。
日本国内でもスタイリッシュなステーションワゴンとして人気を呼び、約3年間での販売台数は3万8千台にのぼった。この数字は当初の目標販売台数500台に対し約2倍であり、一時は数か月の納車待ちが発生した。
Image:CB9_9309_rear.jpg|2.2i-Rリア
Image:CB9_HAM_Plate.jpg|CピラーのHAMプレート
Image:CB9_HAM_Tag.jpg|ダッシュボード上のHAMタグ
2代目(1994-1997年 CE1/CF2型)
1994年2月23日に登場。エンジンは当初 F22B型 2,200cc SOHC VTEC(145PS)のみだったが、後期型にはホンダ・プレリュード|プレリュードに搭載されていたホンダ・H型エンジン|H22A型 2,200cc DOHC VTEC(190PS)が追加された。型式名は、CE1(F22B搭載車)及びCF2(H22A搭載車)。このモデルもアメリカで開発・生産された3ナンバー専用ボディであったものの、それほど室内は広くはなかった。アメリカ本国ではステーションワゴンからミニバンへと消費者の嗜好が変化し、人気はあまりなかったが、日本では人気が高く、輸入車としてはトップクラスの売り上げを誇った。発表当時は「Vi」と「VTL」との2グレード構成。両グレードの差は、アルミホイール, サンルーフ, クルーズコントロール, リアセンターアームレスト, 充電機能付電波式キーレスエントリー及び安全装備(SRSエアバック・ABS)の有無など。1995年9月、1回目のマイナーチェンジ。フロントグリル変更やサイドマーカーの標準化を実施し(これらの変更が前期型と中期型の判別ポイント)、全モデル運転席SRSエアバックを標準装備した。サイドマーカーの標準化により全長が+10mmの4,780mmとなった。このとき、中間グレードである「ViX」が追加された。基本的な装備は「VTL」に準じているが、アルミホイールやクルーズコントロール、助手席SRSエアバックなどは未設定だった(輸入モデルのため、オプションでも選択できなかった)。1996年9月、2回目のマイナーチェンジ。全モデル前席SRSエアバックを標準装備したと同時に、DOHC VTECエンジン搭載の「SiR」がそれまでの最上級グレード「VTL」に代わり追加された(それにより、クルーズコントロールの設定車が無くなった)。専用装備として、フロント大径ブレーキや専用ヘッドライト(ブラックアウトされていて、ホンダ・アコードクーペ|アコードクーペに標準装備のものと同一?)、専用シートが設定された。余談だが、この後期型から「品質が明らかに向上している」と言われることが多い。3代目(1997-2002年 CF6/7/CH9/CL2型)
1997年9月4日に登場。キャッチコピーは、「HONDA DNA」。このモデルは国内専売モデルとなり国内生産となった。またセダンには、ホンダ・トルネオ|トルネオという兄弟車が設定されていたが、プリモ店とベルノ店には、やや小さいが、ほぼ同クラスのホンダ・オルティア|オルティアが存在したためか、トルネオにはワゴンの設定はなかった。エンジンは、当初は2,300ccのF23A型 SOHC VTEC(160PS、四輪駆動|4WDは158PS、150PSのレギュラー仕様が初代オデッセイ後期型に搭載)のみであったが、1999年の「SiR」グレード追加にあたって、2,300ccのH23A型 DOHC VTEC(200PS、4WDは190PS)が追加された(どちらもハイオク仕様)。トランスミッションは、ATがゲート式4速ATにマニュアルモードが付いたSマチックのみ設定。HID(ディスチャージヘッドランプ)が標準装備だった。スタイリングが特徴的で、普通のワゴンのようにリアのテールゲートがすとんと落とされず、リアガラスが緩やかに傾斜しており、ラゲッジルームの積載容量は同クラスの競合車よりも少ない。車体サイズも、5ナンバー枠の車体をフェンダー形状により僅かに3ナンバー枠に拡大しているため、他のモデルより車体が小さく、実用性を求めるユーザーには不評だったためか、シリーズ中では人気(中古車価格)は低い。ただし、ドレスアップやカスタム等の分野では人気があり、賛否両論ある。型式名はCF6/7(F23A 搭載車)、CH9(H23A FF)及びCL2(H23A 4WD)。
4代目(2002年- CM1/2/3型)
アコードより1ヶ月半ほど遅れて2002年11月28日に登場。エンジンはすべて新開発のホンダ・K型エンジン|K24A型 2,400cc DOHC i-VTECとなり、ホンダ・アコード|アコードセダンやホンダ・オデッセイ|オデッセイアブソルートに搭載されている200PSと、ホンダ・エリシオン|エリシオン(2.4l)やホンダ・CR-V|CR-Vに搭載されている超低排出ガス仕様の160PSの2種類のエンジンを使用する(違いは排気口が両出しが前者、右側にしかないものが後者となる)。スタイリングを大幅に変更し、ハヤブサをモチーフに設計されたウイングルーフを採用し、先代の反省を生かし、実用性向上の観点から後方部も傾斜式からごく普通の直立式になっている。更にリアシートが可到式となっており、巨大なカーゴスペースが得られる。型式名はCM2/3。ステーションワゴン初の電動式リアテールゲートを採用。また、ヘッドライトはアコード同様の「鋭い目」であり、セダン同様方向指示器|ドアミラーウインカーを標準装備しており、リアコンビネーションランプは従来の台形風からマツダ・デミオ#2代目(2002年-2007年)|マツダ・デミオ(2代目)のテールランプに類似した丸型重視の横長のテールランプとなる。トランスミッションは全グレードSマチック付き5ATで、先代のゲート式からストレート式になった。また、「24T」と「24T・エクスクルーシブパッケージ」にはオプション設定でHiDS(IHCC|インテリジェントハイウェイクルーズコントロール・LKAS|レーンキープアシストシステム)が装備できる。また、ヨーロッパでは「アコードツアラー (ACCORD TOURER)」として販売されており、日本には設定の無いマニュアルトランスミッション|MT車や2,200ccコモンレール式ディーゼルエンジン|ディーゼルターボエンジン車も設定されている。コマーシャルソング|CMソングは「カルメン」のアレンジ版。キャッチコピーは「全身、全域、Hondaイズム」。2004年10月21日にグレード整理が行われ、「24E・エクスクルーシブパッケージ」が「24E・プレミアムパッケージ」に変更となり、新たに最廉価グレードとしてK20A型 2,000cc DOHC i-VTEC(155PS)を搭載した「20A」(型式名 CM1)がラインアップされた。2005年11月24日にマイナーチェンジが行われた。「24T」シリーズはアコードセダン同様の「タイプS」となり、「24E」シリーズは「24EL」となった。現在、ニッポン放送がラジオカー|ラジオカー3号として、アコードワゴンを使用している。黄色の塗装にボンネットには、フジサンケイグループのロゴマークがつけられている。
Image:Honda Accord Tourer Facelift.JPG|後期型(2005年11月 -)
Image:Honda Accord Tourer Facelift Heck.JPG|後期型リア
5代目(2008年- )
5代目の欧州仕様(アコードツアラー)は、2007年9月11日から23日まで行われたフランクフルトモーターショーにコンセプトモデルが出展され[http://www.honda.co.jp/news/2007/4070911.html]、2008年2月11日に同年6月より販売されることが発表された[http://www.honda.co.jp/news/2008/4080211.html]。日本国内での生産終了が言われていたが、セダンと同様で2008年11月に販売される。名称が現行のアコードワゴンからアコードツアラーに変更されるという情報がある。
取扱販売店
エンジン
現行モデル
:: 147kw(200PS)/6,800rpm・232Nm(23.7kgm)/4,500rpm
:: 118kw(160PS)/5,500rpm・218Nm(22.2kgm)/4,500rpm
:: 114kw(155PS)/6,000rpm・188Nm(19.2kgm)/4,500rpm
過去に採用されていたエンジン
:: 103kW(140PS)/5,600rpm・192Nm(19.6kgm)/4,500rpm
:: 107kW(145PS)/5,500rpm・198Nm(20.2kgm)/4,500rpm
:: 140kW(190PS)/6,800rpm・206Nm(21.0kgm)/5,500rpm
:: 118kW(160PS)/5,700rpm・214Nm(21.8kgm)/4,900rpm:FF
:: 116kW(158PS)/5,700rpm・211Nm(21.5kgm)/4,900rpm:4WD
:: 147kW(200PS)/6,800rpm・221Nm(22.5kgm)/5,300rpm:FF
:: 140kW(190PS)/6,800rpm・221Nm(22.5kgm)/5,300rpm:4WD
:: 140kW(190PS)/6,800rpm・227Nm(23.2kgm)/4,500rpm
関連項目
* ホンダ・アコード外部リンク
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